米経済の失速がさらい進むようだ。
サブプライムローン問題はこれで終わり。来年にはアメリカ経済は上昇に転ずる・・・そう予測する経済学者もいれば、これは終わりの始まりだ。さらに金融機関の大型破綻が発生して、世界恐慌に陥る・・・そう脅す経済学者もいる。
どっちが正しいかは誰にも分からないが、僕自身は、米経済の混乱は数年は続くと思っている。
世界恐慌ウンヌンは置いとくとして・・・。
アメリカ経済の主要産業はもはや自動車でもITでもなくて金融だと思う。アメリカの金融産業興隆の源泉は”ドルの信用”だったはず。
そのアメリカへの信用がここのところ劣化し続けている。信用倒れの連鎖。これは怖い。サブプライムローンが終わっても、プライムローン、モノラインと信用がらみの問題が今後も次々と起こる可能性は高い。
ということは、ここしばらくは、アメリカは買いということでもある。リスクは高いが、それを覚悟で今投資しておけば、アメリカが立ち直った時に大きなリターンを得られるかもしれない。
ETFの取扱を始めたマネックス証券で、米大手運用会社のバンガード・グループが米国のアメリカン証券取引所に上場しているETF(上場投資信託)2本が購入可能になるらしい。
そのETFは、
米国株式市場を広範囲にカバーする指数に連動する「バンガード・トータル・ストック・マーケット・ETF」(VTI)
米国の中小型株指数に連動する「バンガード・スモールキャップ・ETF」(VB)
の二つ。
このETF二つを押さえれば、米国株式市場を広くカバーすることができる。バンガードのETFは運用コストが低く、今後の米国ETFの主流になるかもしれない。
それにしても、なんだかんだ言って、結局アメリカで開発された金融商品を使わないと海外インデックス投資って成り立たないんだね・・・。
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